CPS著作権許諾サービス
学術文献情報の「再利用」、「利活用」を促進
今般、新しくCPS著作権許諾サービス(Copyright Permission Service)を導入し、著作権など権利処理を格段に強化することにいたしました。
弊社は、「CPS著作権許諾サービス」のご紹介を通じて、今日的な産業イノベーション全盛期に広がる多種多様な学術文献の「再利用」、「利活用」へのご要求・ご依頼にお応えしてまいります。
弊社の「CPS著作権許諾サービス」は、ST(科学・技術)分野に特化し、その研究開発の過程や企業活動(販促資材作成・頒布)に必要とされる雑誌や書籍など国内外の学術文献情報の多種多様な「再利用」(re-use)、「利活用」に伴う著作権等権利処理を円滑に進めるサービスです。
対象著作物の利用目的/用法などご意向に沿って、許諾申請手続きをいたします。
その際、著作権の調査・確認のうえ、許諾申請書類をご用意いたします。
既にご利用いただいております「ADS学術文献複写サービス」は、「ドキュメントサプライヤー(DS)」として、著作権管理3団体(日本複製権センター、学術著作権協会、出版者著作権管理機構)が許諾する「管理著作物」の「複写利用」に関しては、契約・提携し、適正な権利処理をしております。
とりわけ、「管理著作物」の割合は、出版物の約70%、「非管理著作物」が、約30%との現状から、「非管理著作物」の複写利用には、「個別許諾申請手続き」が必要です。このような場合、「非管理著作物」の複写利用には、直接、権利者への「個別許諾申請手続き」が求められます。
また、複写利用以外の「転載」や「電子的利用」など「二次的利用」は、著作権管理3団体の許諾範囲外とされる現状から、「個別許諾申請手続き」が欠かせません。このように全ての出版物が「管理著作物」に集約されていない状況から、弊社では、「管理著作物」以外の複写利用のご要求・ご依頼には、権利者(出版者・著者)宛に「個別許諾手続き」で対応します。
弊社の「CPS著作権許諾サービス」は、「法令順守」(compliance)、「著作権保護」、「著作権管理団体」への権利委託が大きく進展している環境下、「個別許諾手続き」の経験・実績を活かし、権利者からの「許諾」を視点に、「複写・複製」、「転載」、「翻訳」、「翻案」、「要約」、「電子的利用」、「二次的利用」などに対象範囲を拡大し、必要とされる「許諾申請手続き」を展開してまいります。
また、「CPS著作権許諾サービス」は、対象資料を国内外の学術雑誌に留まらず、会議録、学位論文、各種ガイドライン、新聞、書籍、WEBコンテンツにも拡張し、「適正」、「安全」、「安心」をお届けしてまいります。
モットーは、「適正」・「安全」・「安心」
複写について
貴重な学術文献情報の「再利用」、「利活用」の実態は、多種多様です。
とりわけ、学術雑誌や学術書、会議録など著作物からの「複写利用」が顕著な用例でしょう。
「複写」とは、複写機など機材を用いて書籍、雑誌、新聞など紙媒体を、別の紙媒体に写し取る身近なコピーのことです。
- 複写・印刷・録音・録画・写真など有形的に再製することやスキャナーなどで電子的に読み取り、保管する「複製」があること
- 書物、新聞、Webpageなどの記事や写真を、他の出版物・媒体などにそのまま載せる「転載」
- 既存の著作物に依拠するとともに、表現上の本質的な特徴の同一性を維持しつつ、具体的な表現形式を変更して新たな著作物を創作する「翻案」
- 原文から必要な部分だけを書き抜く抜粋ともいう「抄録」
- 文章などの要点をとりまとめる「要約」
- 或る言語で表された文章を他の言語に置き換えて表す「翻訳」
- コンピュータで処理可能なデジタルデータを用いる「電子的利用」
- 著作物を公衆に直接受信されることを目的として送信する「公衆送信」
- 自動公衆送信ができるようにする「送信可能化」などは、一部の例外を除いて、「許諾」が必要となります。
(図1:「学術文献情報の再利用と許諾関係」参照)。
許諾申請手続きについて
弊社では、「個別許諾手続き」を支援する独自開発の著作権情報管理システム「MINERVA」を運用し、「再利用」、「利活
用」の頻度が高い学術著作物の「先行許諾」を推進し、「煩雑さ」の軽減と「便宜性」の向上を目指しています。
「許諾申請手続き」を円滑に進める要素には、
- 「利用目的/用法」などを明確にしておくこと
- 対象著作物の該当箇所写
- 「依頼書」の添付資料として、「制作物/原稿」(写し)
- 紙媒体から電子媒体へ、その逆の電子媒体から紙媒体へ変換する場合、PDF/HTMLの別、閲覧者数、接続端末台数、制作物のWEB掲載期間
- 紙媒体ならば、制作部数や頒布部数などの数量、制作物の判型、色彩(モノクロ/カラー)などは、許諾上の要素となります。
- 許諾された後では、多くの場合、「許諾条件」として、「同一性保持」や「著作権使用料」の請求など「付帯条件」があれば、その順守が求められます。
学術文献情報の「再利用」と「許諾」関係
学術文献情報の「再利用」、「利活用」には
- 自説の強化に使用する「引用」
- 「保護期間」の超過
- 「例外条項」に該当する場合などの例外を除いては、「許諾」が求められます
CPSサービスのご依頼について
CPS著作権許諾サービスのご依頼/お見積りは、WEBサイト、メール、FAX、3つの方法からお選びいただけます。
(図2:「CPS著作権許諾サービスの流れ」参照)。
メールからのご依頼
クリックするとメールアプリが立ち上がります。
※Windows10をお使いの方はコピーをし、メールの宛先に貼り付けてください。
FAXからのご依頼
FAX 03-3372-5503
その他サービスについて
お受取り
- 納品形式: 出版者からの「許諾書」、著者からの「承諾書」など許諾関係書類は、ご指定の住所・部署・ご担当者様に、郵送、FAX、PDF(一部可能)の3種類からお選びいただき、お届けします。
- 納期、お届け予定日: 国内著作物は、1ヵ月前後、国外著作物は、2ヵ月が目安となります(一部地域を除く)。
ご利用料金
ご利用料金は、下記の1+2+3で構成されます。
- 著作権使用料(許諾料):国内出版物の場合、実額(消費税別)。国外出版物の場合、実費相当額。「許諾条件」となる著作権使用料(許諾料)については、許諾実績、相場動向、妥当性などご利用者の目線に立って、権利処理に当たります。
- 著作権調査料:2,000円/件から(消費税別)。
- サービス手数料:3,000円/件から(消費税別)。なお、許諾申請書類作成など含みます。
梱包送料
梱包送料については実費相当になります。
ご請求、お支払い
「銀行振込」 毎月末〆、翌月末のお支払い。
お問合せ
お問合せ、ご相談は、お問合せページ、またはメール、お電話、FAXよりお願い致します。